20130130

hirosimahirosima

広島市現代美術館に行って参りました。
ある日突然家族が某SNSに「行くか!」と書いていたのを発見。
「行くのか!?」と慌ててホテルを取った次第。
家族会議を通したようなそうでないような決定となりましたがそれはそれとして。

いや、広島すごかったです。

もう説明は後で。これです。


15年以上送水口を追いかけて参りましたがわたし史上もっとも腐蝕している送水口。
しかもアーケード。


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「広島に行くのですが」とツイッタで初めて他の方に「どこがよいですか」と情報を求めた今回。
お薦めの一帯を教えてくださった方がいらっしゃいました。
ツイッタ怖くなかったです。すごいですツイッタ。
美術館に行く前日、着いてすぐ古き良きアーケードを探索。
ここがとにかく最高なのでした。破れた天井や主がいなくなった店舗などを撮影。
もうお腹いっぱい、と商店街を出ようとした、まさにそのとき。


距離も短く、天井も青空が見える状態。まさか送水口があるとは・・・・・!!!

梯子も健?在です。

この後家族が行きたがっていた基町アパートへ向かったのですが、
基町アパート大迫力で期待通りだったのですが、
そこはそこで送水口を探して楽しんだのですが、


このアーケードの送水口が気になって気になって。
なぜならば




おそらくそれは一つではないだろうから。




というわけで翌日新幹線に乗る前に再訪。

すると予想通りありましたありました。
破けた天井のさらに上にはバルブと放水口。


そして!!


出口にもう一つ!!!!
あまりにも短いアーケードですが、一応入り口付近と思われるところ、そして出口と思われるここ、以上二カ所。

しかもこの送水口、おそらく使われていないのでしょうが、片方はもはや蓋もないのですが↓


なんともう一つは

アクリル蓋!!!!!!
しかも不透明赤。
び   っ   く   り   !!!!!!

いえ、アクリル自体は珍しくないのですが・・・・・
こんなにも腐蝕していますが、近年まで現役だったということなのでしょうが、なんてアンバランス。
(現在は使用できないと思います。点検シールも貼っていなかったので)


これを撮影し、満足して新幹線に乗りました。おしまい。


・・・・・ではありません。
広島のまちを回りまして、他にも素敵な送水口を見つけましたので、続きます。
あーそれにしてもかっこよかった。
たくさんさわっちゃいました。

20130120

さらば地上の渋谷駅  -東急東横線-  その3



渋谷で飲みました。



というのが本旨ではありません。
渋谷地上駅の閉鎖が刻一刻と近づいています。というわけで渋谷をうろついてきたのです。

ついでに撮影したものをいくつかアップする次第。
上の一枚目は右が東横線、左がJR。その上が首都高。ジャンクションふう。
にしても首都高の壁面、どうしてここに落書きできるのかとっても不思議です。




続いて焼き肉と送水口。
なんじゃこれ、という写真ですが表示のある壁がたまたま焼き肉屋の看板だったと。
いかにも後付け送水口、ビルの隙間に上手に設置されています。


渋谷らしい、いかにも渋谷らしい乱れ方の送水口。
本体は表示の字体も古めの素晴らしいものでした。昭和40年代後半?な感じです。
有事の際はこれで消火するのにここが火元になりそうで心配です。




非常時はここが開かれます。
・・・・な筈はない送水口。露出Y、そんなに古くはなさそうですが壁面改修の際に業者さんを困らせた模様。



壁面改修で危うい目にあったのがこちらの送水口。このプレートは円形でもう少し直径があるのですが塗り込められてしまっています。なのでかなり異様な外見になっています。接続口自体が小さく見え、とても違和感があります。


最後に高架下から。
こんな風景もあと少しです・・・・

因みにこの後、最後の写真左上に写っている居酒屋さんに行こうとしたのですがちょっと敷居が高くてやめ、九州料理自慢の居酒屋さんに行きました。しかし何となくまだ気になっています。会員制?どなたかご存じの方、教えてください・・・・・・。

20130102

2013お散歩はじめ

今年も宜しくお願いいたします。


今年も仕事はしますが、たくさん歩いてたくさん好きな写真を撮って楽しみたいと思っています。

というわけで2013年おさんぽはじめ。

家族会議の結果、行き先は川崎河港水門に決定。

まずは京急川崎駅へ。
駅横の昔からある商店街。川崎は近年とっても綺麗になっているのですが、ここはちょっぴり取り残された感じ。看板も撤去されてしまっているなどもしかしたら全面的に改修の手が入るのかもしれません。寂しいなあ・・・。とおもいつつ大師線へ。


大師線に乗っている人の目的は殆どが初詣、あるいは競馬。
そんな中、鈴木町駅で下車。一緒に降りたのは地元の方のみ、でしょう・・・。

駅前には味の素の工場。少し歩くとUBEの文字。
これはまさしく宇部興産のロゴマーク。
宇部興産と言えばかつて東武東上線沿線に社宅があったことで有名です。私には。
なぜかというと母校校区であり、宇部興産関係の友達がたくさんいたからです。
この社宅に住んでいる子は賢かったなあ・・という印象があります。それはともかく。


なぜか傾いている小屋。早くも日が蔭り気味。




はい、見えてまいりました。目的の水門です。
川崎の市章が側面に見えますが、目をひくのは上部のオブジェです。
ブロッコリのように思えますが違います。桃やら梨やら果物盛りだそうです。


これができたのは昭和3年。
大川崎運河計画の実現のために造られたそうです。
この計画に相当力が入っていた、というのはこの水門の壮大さと緻密さが兼ね備えられた意匠から充分に想像できますが、計画は途中で頓挫。水門だけが残されたということです。
登録有形文化財に指定されているのでしばらくの間は壊されることはなさそうです。


やっぱり撮ってしまうこの構図。


このゲートが閉じられることはもうないのでしょうか・・・。



日もすっかり暮れてしまいました。
水門も素敵だったのですが、ずっと気になっていたのが近くの鉄塔。
ちょっと・・・・異質ですよね。



電線がありません。↑
「純粋鉄塔」です。

川の対岸にある鉄塔と繋がっていたのか、あるいは繋がる予定だったのか。
敷地は工場を解体しているような状態でした。
事情はよくわかりませんが、非常に孤独感のある風景でした。


Uターンして京急川崎駅。
このホーム、さりげなく三角形。そしてこのホームの表示。「何番線」を示す電光掲示の・・・
行く先が書いていないのはともかく、小さいです。二つとも。可愛いので撮ってみました。
ふと周りを見るとテツさんと思われる方々が一生懸命カメラを構えていました。
電車の正面に賀正のヘビマーク。なるほど・・・。


せっかくなのでアーケードを回ってきました。
一瞬真鍮かと思いましたが塗装でした。クリスマス風です。


「アーケードの門のところは頑張って石づくりにしたのはいいが、送水口があったことに気付いてしまった」結果のこの措置↓。


ステンレス板をくりぬいて、というのはよく見ますが、石を削ってしまったというのは初めて。
しかもこの傾き加減。石屋さんの苦労がしのばれます。




さいごにお正月風(門松のよう・・・な・・・・・・・いえ、個人の感想です)の送水口で今回はおしまいです。
というわけで今年も宜しくお願いいたします。