20180402

送水口とは Ⅱ送水口の役割 地下連結散水設備編 その2

送水口とは 地下連結散水設備 その2


消防士さんにとっては、こんなに送水口があって大変そう…
というご感想もあるかと思います。
確かに現場で「どこだどこだ」となりそうではあります。



ということで!

選択弁によって少ない送水口で水の送り先を絞ることができるものもあるようです。
こちらは新潟駅目の前の物件です。



こちらの操作箱の中身が気になります。
…と思っていたら、長野でなるほど!と思う物件に出会うことができました。



表に面したところには普通の送水口が。

しかし、この送水口の管は…裏へ回ると…あれ?すぐにお隣の壁に入っています。
連結送水管送水口ならば、通常は高層階へと向かうはずですよね。

その先を見ると…


管ばかり!!!入口は一つもありません。
そして一本の管からアルファベットが書かれた枝管が下へと延び、さらに再び先ほどの壁へと戻っています。
えっ、また裏側に行くの??


そしていそいそと裏側へ…おおお、ぽこんとそれぞれのおしり(?)が見えております。 


送水口から伸びた管が一旦内部に入り、もう一度外側へと戻り、さらに地下へと伸びているのがわかります。


夜間に怪しげなことを…とお思いでしょうがここは駐車場なのでした。だから不審でないというわけでもないですが。


区画図はこんな感じです。送水口が一つ、ということを示しています。 

ここの駐車場を使う人にとっては当たり前の風景なのかもしれませんが、普段ずらっと並ぶ連結散水設備を見慣れている人たちにはえっ、どこから水を入れるの??となりそうです。特に外側の送水口には「散水用」である旨は書かれていません。

このような設備であれば、本体をたくさん購入するよりも安価で、場所も取らずに済みます。ちょっと寂しくはありますが…。













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